初めての20日間入院治験 | 京都の治験体験談


mtmtさん(男性・22歳)の治験体験談

謝礼の金額 13万円
治験の日数 20日間(入院)
治験の種類 高血圧の新薬
病院の都道府県 京都府

 

参加しようと思ったきっかけ

私がこの治験に参加しようと思ったのは、大学の長期休暇中でお金がほしかったからです。
以前に通院するタイプの治験に参加したことはあったのですが、その度に採血をするなど意外と大変で、その割に報酬も多くなかったので思い切って入院するタイプのものを希望していました。

Web上で近隣の大学病院で行われている治験を見つけてそこに応募しました。

参加するまでの流れ

まず説明会に参加する必要があるというので、入院開始の1月ほど前だったでしょうか、地域の施設の一室に集められました。
私と同年代ぐらいのおそらく大学生と思われる希望者を中心にが30名ほどがおり、3名が最終的に治験に参加したようです。

この説明会では一般的な治験に対する説明やリスクの紹介があり、本当に治験を受ける気があるかどうかの確認に近い意味合いのものだろうと思いました。

そのあとは医師による問診と健康診断が1週間ぐらいの間に3度ほど行われました。
この時、血圧系の薬だったので特に血圧検査や血液検査が多かったと思います。

候補者が絞られてくるにつれて入院時の注意事項であったり、健康に関するリスクへの同意書に判をついたりと本格的な説明がされていきました。

参加した治験の詳細・エピソード

参加が決まり、入院生活が始まりました。
基本的に外出は許可されていないので何を持っていけな良いのか少し悩みましたが、資料によると基本的な生活用品は準備されているようなので、暇つぶし用のゲームや本などがほとんどだったかと思います。

服用した薬は20日間同じ(正確には最終日を除く19日間)で、朝、昼食後に5錠夕食後に6錠でした。
自分が今まで飲んだことのある錠剤よりはるかに大きく(直径が2倍くらい)で最初はかなり億劫だったのですが三日目ぐらいには慣れましたし、飲めないという心配はないです。

1日1回の血液検査と3回の血圧のチェックがされ、血液検査も最初は抵抗があったものの少量だったので体調的には、問題ありませんでした。

やはり一番つらかったのは運動ができないというところで、一日中ベッドの上にいると気が滅入ってしまいますし、ずっとゲームをしていても目が疲れてしまうので割とぼーっとしてかなり暇でした。

特に私は入院経験がなかったので勝手がわかっていなかったこともあり、最後の3日ぐらいは本当にすることがなくて一日中寝ていました。
無事治験を終えて報酬は口座に後日振り込まれていました。

覚悟は必要

今回は全く体調に問題はなく、入院中も副作用のようなものは感じられませんでした。
ただこれだけの期間普段と違う生活をして普段飲まない薬を服用するわけですから、何らかの体調の変化や、途中棄権する可能性はあるので、やはり覚悟は必要かと思います。

同じ治験に参加していた方とお話しする機会があったのですが、過去に頭痛や吐き気が続いてドクターストップがかかったことがあるらしく、ちょっと怖いなと思いました。

今回は何事もなくお金がいただけたこともあり満足のいくものでしたが、それなりに入院生活がしんどかったのでどうしてもお金がほしいという時以外は積極的に参加しないかなという印象です。

特に治験に入るまでもけっこう拘束されるので(その度に交通費と少しの報酬はもらえますが)、せっかく参加できても途中で棄権となってしまうと時間がもったいないな、と私の場合は感じました。

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