安全そうに思えたジェネリック薬の治験 | 静岡の治験体験談


時間を有効にさん(男性・33歳)の治験体験談

謝礼の金額 16万円
治験の日数 6日間を2回
治験の種類 不明(ジェネリック医薬品)
病院の都道府県 静岡県

 

参加しようと思ったきっかけ

2年間務めた派遣の仕事を辞めて海外旅行に行こうとしていた私は、飛行機を予約してからふと、1カ月間ぽっかりと暇な時間ができてしまったことに気がつきました。
このひと月、どう使おう…。
そうだ、治験という手段があるじゃないか。
体験したことのある大学時代の友人に聞くと、どうやら採血の間はずっと寝ていればいいらしい。
ゆっくり本でも読んでればいいじゃないか、それでお金ももらえるんだから、願ったり叶ったりだ。
私はそう思いました。

リスクについて思ったこと

「楽な仕事だろう」と思う反面、不安も沸いてきました。
治験はまだ開発途中の、発売されていない医薬品の効果を調べる目的で行われます。
決して身体もたくましいとは言えない自分が、そんなことをして大丈夫なんだろうか。
もし万が一、医薬品によって自分の身体に異常が起こってしまったらどうしよう。
 
でも、とりあえずものは試し、なんでも経験と思ってやってみよう。
大きな病気をしたこともないし、治験の段階にまできている以上は大きな問題は起こらないはずだ。とも思いました。

参加するまでの流れ

私は治験の情報サイトから、なんとなく安全そうに思えたジェネリック医薬品の治験に応募してみました。

参加した治験の詳細・エピソード

まず、事前説明と身体検査・採血が行われます。
会場は閑静な街中にある、ぱっと見は普通の病院でした。
大学生らしき友人3人グループもそろって応募していたりしましたが、病院内は独特な緊張感が流れています。
 
検査は学校や会社などでの健康診断と変わりないものでした。
数日後、自宅に治験に参加が決定した旨を伝える手紙が届きました。
指定された日時に、説明や検査が行われた病院へとまた向かいます。
この時、着替えや読書のための本、携帯ゲーム機などは持ち込みが許可されていますが、食べ物だけは持ち込み厳禁となっています。
前日の夜から食べることと水以外飲むことは禁止されているのですが、当然病院内でも、治験を受ける人たちは毎食同じものを食べて、同じ栄養状態を保つことが求められます。
治験の内容としては、朝に投薬を受け、決まった時間に食事を取り、1日7回の採血があり、決まった時間に就寝という流れ。
採血と採血の間の時間は、安静にしていればどう過ごしていても自由です。
 
空き時間の過ごし方は、私は基本読書をして過ごしていました。
病院内には治験を受けている方々のためにマンガがたくさん置かれている部屋があり、そこでマンガを読むこともできます。
活字に疲れた時には、私もその部屋に行ったりしました。
他の人たちはゲームをしていたりしていました。
看護師さんと顔なじみのような雰囲気でお話をされていた方もいましたが、何回かこの病院で治験を受けていた方だったのかもしれません。
 
そういった、自分にとっては不思議な日々を過ごしている間に、治験はいつの間にか終了していました。
 

気になったこと

私にとって治験に参加した動機は「ひとつの社会経験」といった程度のものでしたが、これが新薬の開発の一助となり、世の中の人々の健康に役立っていくんだなと思うと、なんだかすがすがしい気分にもなりました。

気になったのは、採血の際に看護師さんが注射針を何度も刺し直していたことです。
曰く「あなたは血管の壁があまり丈夫じゃないから、採血がしづらい」とのことでした。

何回も針を刺されるのは気持ちのいいものではありませんでしたが、自分の体質にも気がつけたのはいい機会だったのかもしれません。

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