マスさん(男性・25歳)の治験体験談
謝礼の金額 | 24万円 |
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治験の日数 | 8泊9日が2回 |
治験の種類 | 統合失調症のジェネリック医薬品 |
病院の都道府県 | 福岡県 |
治験のきっかけは「派遣切り」
初めて治験に参加したのは5年ほど前のことですが、当時私は派遣切りをされ、仕事がない状態でした。
貯蓄していたお金もあったのですが、長期間暮らしていけるほどではなかったので、とにかくお金が欲しいという状態だったのです。
その時に知ったのが治験というものでした。
つまりは、完全に謝礼目的で治験を受けることにしたのです。
リスクについて思ったこと
正直、まだ一般発売されていない薬を飲むということで、なにか副作用を引き起こすのではないかという不安がありました。
しかし私が受けたのは、ジェネリック医薬品の治験です。
すでに販売されているものと、成分的な違いがないことを知り、だったらリスクはそれほど高くないだろう、と安心して治験の参加を決めたのです。
参加するまでの流れ
治験に参加するためには、まずホームページに記載されている電話番号に電話をしなければなりません。
最初の時には、様々なことを尋ねられます。
保険証の有無や過去の病歴、年齢、体重、身長、喫煙の有無、お酒を飲む量、仕事内容など、本当に必要な情報なのだろうかということを多く聞かれます。
その電話が終わると、後日改めて電話があり、登録が完了することになります。
この時点ではまだ治験の参加が決定しているわけではなく、ホームページへの登録が完了した、という状態です。
そしてその後、ホームページに募集している様々な治験が記載されているので、自分の都合の良い日程を確認しながら、参加する治験を選ぶことになります。
ちなみにこのホームページには謝礼の金額は書いていません。
参加する治験団体によってその辺りは違いがあると思うのですが、私が登録した治験団体のホームページには記載がありませんでした。
ただ、長期間であればあるほど、当然、謝礼も高くなるので、そこを基準にして選ぶことになります。
私が選んだ治験は、8泊9日が2回、という治験でした。
とにかく謝礼を多くもらいたかったので、条件に合った一番高いものを選んだのです。
申し込む際には、改めて電話をします。
またその時にも様々なことを確認されるのですが、この時に謝礼の額を確認することも可能です。
私が選んだ治験の場合だと、24万円でした。
大体、1日15000円程度で計算すれば、謝礼の額は算出できます。
参加が決定したら、まず健康診断を受けることになります。
健康診断では行われるのは、採尿、採血、心電図、医師の診断、治験の説明などです。
そして後日、健康診断の結果を知らせる電話がかかってきて、無事参加が決定しました。
ただ、健康診断前もそうですが、治験参加日までに体調をしっかり整えておかないと、当日に参加できなくなってしまうこともあります。
規則正しい生活と栄養バランスのとれた食事を意識して摂れば、そうそう選考に漏れることはありません。
治験当日にも健康診断で受けたような検査があるのですが、それも見事にパスして治験を受けることが決定しました。
参加した治験の詳細・エピソード
治験の内容自体はかなり暇です。
漫画がたくさんありますが、さすがに飽きるので、私はパソコンを持っていって暇つぶしをしていました。
Wi-Fiもしっかりと通っているので安心です。
ただ、薬を投与される日は、1日をベッド上で過ごすことになります。
腕に点滴の際に使うような針が常時刺されている状態で、そこから何度も採血が行われるので、注射を何度もされるということはありません。
薬の副作用で、多少頭がぼーっとしましたが、それ以外の不都合はありませんでした。
治験に参加してよかった点・悪かった点
治験に参加して良かったのは、とにかく謝礼がもらえたことです。
たいしたこともしていないのに、あれだけの額がもらえるのですから、これほど得なことはないでしょう。
悪い点としては、ダラダラ1日を過ごすので、少し太ってしまうということです。
治験中はデータがおかしくなるので、筋トレなどが禁止されています。
ただ、悪いことはそれくらいですので、私はそれから何回も治験を受けています。
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