眠気との戦いが大変でした | 山形県の治験体験談


とりまささん(男性・28歳)の治験体験談

謝礼の金額 7万6千円
治験の日数 2泊3日
治験の種類 高血圧患者用のジェネリック医薬品
病院の都道府県 山形県

 

旅行資金を治験で稼ぐ

大学2年生の時に一度治験に参加したことがあります。

ちょうど夏休みに入ったタイミングで時間もたくさんあり、旅行に出かける予定が後半に入っていたのでその資金を得るため興味本位で応募してみました。

治験の存在は知っていましたが、どうやって参加するのかも全く分からなかったのでとりあえずネットで検索してみたら意外にもたくさんの治験募集サイトがあり、条件に合う治験を探し、無料の会員登録をして、東京2泊3日の治験に応募しました。

リスクについて思ったこと

東京スカイツリーの近くにある施設での治験で、友人と二人で登録をし、最初の検査を受けに行きましたが、友人が前日夜更かしをし暴飲暴食をしたことで見事に検査に引っ掛かり、私だけ合格して一人での参加となってしまいました。

急に一人での参加となり不安な気持ちになったからか、最初は全く気にしていなかったのに改めて治験のリスクが気になり始めたので、治験で体に異常が起こることはあるのかとお医者様に確認したところ、「今回の治験は新薬というよりも以前に流通していた薬のジェネリックなので可能性はないわけではないが非常に低い」と言われ安心し参加を決めたのを覚えています。

参加した治験の詳細・エピソード

検査から一週間が空き入院当日。

参加者は全員男性、人数は20名ほどで、ほとんどが同世代でした。
一人参加の人の方が多いようで、友達同士の参加の方がまれなようです。

初めて入院する部屋を見ましたが、部屋いっぱいに漫画や本が置いてあり、食事をする部屋にはテレビとゲームも置いてありました。

パソコンも持ち込み可能であったため、私は主に大学のレポートとマンガ本を本で過ごしましたが、友達同士で参加している人はゲームをしていたり、投薬時以外は比較的制限は緩く、それぞれが自由に過ごしていました。

但し、外出は禁止です。
夕食も入院食という感じではなく、いたっておいしく何の不満もありません。

夕食後に採尿、翌日の投薬時の注意事項と流れを説明され、22時に消灯し初日は終わりました。

投薬日当日。
午前7時に起床し、採尿。

これから投薬となるため、朝食はなく水だけの摂取が許されます。

8時になるとベッドに戻るよう指示があり、採血用の注射針が腕に刺され、針を刺したまま固定。
8時30分に白い高血圧患者向けのジェネリック医薬品を渡され、それを水とともに飲みます。

そこからは1時間ごとに計4回採血をされます。

採血は刺さった針のところに、血を貯めるスポイトのようなものを差し込むだけなので痛みはありません。

また採血中基本的にはベッドからの移動は禁止されています。
漫画などを持ち込むのは良いので私も何冊か漫画本を持ち込んでずっと読んでいました。

眠気との戦い

この間で一番きついのは眠気との戦いです。

どうやら眠ってしまうと体の機能が落ち、正確なデータが取れないようなのでベッドにはずっといるのですが、寝ることは禁止されています。
トイレに行くのは問題ないので、眠くなってきたらトイレに行くと言って立ち上がり少しでも眠気を覚まそうと戦っていました。

何とか無事採決を乗り切り、4回分の採血と採尿、投薬後の検診で問題が特になければその日は自由になります。

昼食と夕食を食べ、採尿をし、その日も規則正しく22時に消灯。

翌日、再度朝に採尿をし、提出をすると帰宅準備が始まり、帰宅準備ができた人からお礼金76000円を受け取り、書類にハンコを押し、帰宅となります。

採血が苦手じゃなければ、とてもおすすめ!

治験はなんだか危ない仕事というイメージがありましたが、全くそんなことはなく健康な状態で入院しお礼金をいただけるいい仕事でした。

ちょっと長い休みが取れてそのうちの数日を治験に充てるというのは、バイトを頑張るよりもいい稼ぎ方かもしれません。
パソコンの持ち込みなどもできる所があるので、その間に別の仕事をすることもできます。

しかし、採血などの検査が多いため、血を見るのが苦手な方や、室内にずっと拘束されることが苦痛な人にとっては辛い部分が多いかもしれません。

この時から治験は受けていませんが、治験をしたという経験はどこに行っても話のいいネタになるので重宝しています。

時間を持て余している学生や、長期休みが取れる社会人も時間の有効活用、一つの経験として治験をされてみてはいかがでしょうか。

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