病気に有効なワクチンを投与。さらにお金まで | 埼玉県の治験体験談


ゆかさん(女性・29歳)の治験体験談

謝礼の金額 通院1回3万円
治験の日数 2006年から3年間、投与初期は3ヶ月に1回の通院、半年に1回の通院
治験の種類 子宮頸がんワクチンの治験
病院の都道府県 東京都・埼玉県

 

参加しようと思ったきっかけ

治験に参加しようと思ったきっかけとしては、当時サークルに所属しており、そこの先輩からの治験というものを知ったのがきっかけでした。

本当はいけないのですが、治験は報酬が入ります。時間の拘束があるので謝礼が出ているらしいのですが、いいバイト料になりました。
また、就職を製薬業界に絞って見ていたので、薬に絡むことをやりたかったというのもあります。

ちょうど、自分にあう治験として子宮頸がんワクチンの案件があったので、応募して実施しました。

リスクについて思ったこと

薬には副作用がつきものです。

薬の開発はphase1.2.3まであり、一般人に行われるものは大体phase3の安全性を見る試験なので不安はありませんでした。
でも治験薬の中には未承認の薬もあり、長期に使用するとどうなるか、などはデータがないので不安になることもあるかと思います。

自分の場合は日本国内未発売でしたが、海外では安全性が示されている薬だったので、特に抵抗はありませんでした。

参加するまでの流れ

インターネットで「治験ボランティア」という文言で検索し、出てきた信濃会治験ボランティアという企業の説明会に参加しました。
そこで一時間ほど話を聞いて、登録をします。説明は治験がどういったものかという内容でした。
あとはバイトではなく、あくまでもボランティアで給料ではなく、謝礼であるというところを強調していました。

信濃町にあるきれいなビルの一室にありました。登録をすると、メールマガジンで治験募集が紹介されます。
自分の条件にあった治験内容が送られてくるので、やりたいものがあればまた話を聞きに行きます。納得すれば契約し、書類を書き、後日身体検査をします。

そして私は子宮頸がんワクチンの治験をやったので、その場で子宮頸がんの内診とワクチン投与でした。
子宮頸がんの内診はそこでやったのが初めてでしたが、痛かったのを覚えています。

参加した治験の詳細・エピソード

参加した治験は、子宮頸がんワクチンの抗体検査です。

A型肝炎ワクチンとのクロスオーバー比較試験で、被験者にはどちらのワクチンが投与されるかはわかりません。
投与して毎日、検温と副作用の発現頻度を記入しました。

3ヶ月続いたと思います。最初一年は3ヶ月ごとに血液検査をしにいきました。二年目以降は半年に1回でした。投与は3回行いました。

初回投与の時はうった腕が痛く、だるくなりました。そのあとは特に問題もなく、過ごせました。

3年目以降は追加解析で希望者のみが行うものでした。追加解析は埼玉のクリニックで行いました。

治験に参加してよかった点・悪かった点

良かった点→未承認ではあるが、有効と思われるワクチンを打つことができた。病気の予防に有効な検査を無料で受けられた。
悪かった点→A型肝炎ワクチンとのブラインド比較試験だったので、どっちが投与されるか最後までわからなかったです。

子宮頸がんの検査が恥ずかしかったです。

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