便秘改善薬の新薬 治験体験 | 福島県の治験体験談


ぽぽたんさん(女性・28歳)の治験体験談

謝礼の金額 通院一回につき7000円(検査時含む)
治験の日数 1日1回服用 1週間
治験の種類 便秘改善薬の新薬
病院の都道府県 福島県

 

参加しようと思ったきっかけ

職業柄、年に一度の定期検診を受けることがなく、長年自身の身体についてチェックを怠っていました。
検診を受けに行くにもなかなか重い腰が上がらず、なにかきっかけを探していた頃に治験について知りました。

子供の頃から慢性的な便秘に悩まされていたこともあり、治験で誰かの役に立ちながら自分の体の管理もできるのなら・・・とアルバイトを決意しました。

リスクについて思ったこと

まず初めに説明を受けながら契約書に必要事項を記入していくのですが、一番に注意として話されたことはやはり新薬の安全性についてでした。

治験に使われる薬はマウスなどの実験動物で安全性を確認したものではありますが、その効能や人体への影響については被験者が実験体となることになります。

ほとんどリスクはないとは説明されましたが、万が一の場合についての話をされるとやはり少し不安には思いました。

また、検査の結果、治験の被験者として該当する症状が見られない場合は途中で実験を中止する可能性があるとのことでした。

最初に提示された金額が必ずしも全額受け取れるわけではないということは一つのリスクとして頭に入れておくべきかと思います。

参加するまでの流れ

まずは案件を紹介してもらえるサイトに登録します。

ここで現在の健康状態や持病、入院・手術歴などを登録、また気になる症例の案件があれば事前に知らせ、原則としては条件あった案件が紹介されるまでは待機することになります。

稀にサプリメントや化粧品関係の治験募集などでは、参加希望者が自ら手を挙げることができる場合もあります。

参加した治験の詳細・エピソード

情報登録の際に排便についてのチェック項目があり、私の場合はこの項目が検査の必要ありとのことだったので便秘解消役の新薬治験についての案内をうけました。

まずは実際にクリニックに通院し、カウンセリングを受けます。
ここ数週間の排便状況について聞かれ、生活リズムや喫煙・飲酒についても聞かれました。

この日から通院時には毎回採血を行いました。

二回目の通院では大腸カメラを入れ、腸の内部に問題がないかを調べます。
全身麻酔を使っていただきましたが、もちろん麻酔やカメラの費用は全額、医院が負担してくださいます。

大腸内部には異常がなかったため、三回目の通院日までの間、2週間、自分の排便日誌をつけるよういわれました。
排便の有無や、あった場合には便の形状などをノートに書き、当日中に専用ダイヤルで登録します。

この結果から便秘の度合いを判定し、薬の使用が必要な場合はいよいよ投薬の開始となります。

通院後、投薬が開始されました。
実はここで渡される薬は2分の1の確率で疑似薬(プラセボ)なのだそうです。

お腹が張って苦しい場合、3日以上便が出なかった場合は薬を飲むように指示され、もちろん投薬後の経過についても報告するよう指示がありました。

2週間の経過報告を行い、検査は終了です。

治験に参加してよかった点・悪かった点

まず良かった点としては、毎日自分が便をしているか、その状態をしっかりと把握しようとすることで、健康への意識付けができるようになりました。

実際、いただいた薬が本物か疑似薬かはわかりませんが、現在では便秘の症状は大きく改善されたように感じます。

悪かった点としては、強いて言えば家でできる調査でもやはり時間と神経は使うという点です。

毎日の経過報告と、月に数回の通院は思った以上に手間がかかる作業です。
また、個人的に注射が苦手なので、定期的に注射を受けなくてはいけないことは憂鬱でした。

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