怖いイメージだけど、いいこと尽くめの治験 | 北海道の治験体験談


KYUさん(女性・22歳)の治験体験談

謝礼の金額 8万円
治験の日数 約6ヶ月
治験の種類 ホルモンバランスの新薬
病院の都道府県 北海道

 

参加しようと思ったきっかけ

私は昨年に半年間、治験を受けました。
通院型の治験だったため、服薬期間は3ヶ月、その前後の検査を入れて半年間、月に1、2回病院に通いました。
この治験を知ったきっかけは通っている学校にポスターが貼ってあり、それを見たからでした。

ずっと興味のあった治験

私自身が医療を学んでいるので、治験は前から興味がありました。
しかし、女性は男性と比較して、性ホルモンの増減が激しくひと月の間にも体調がさまざまに変化するため、治験対象にし辛いのです。
そのため、女性の治験は件数が男性と比べて非常に少ないのです。

また、健康な状態でもホルモンバランスによって、数値が上下するため、健常人に対する治験は本当にまれです。
今回わたしが行った治験も、疾患を持つ人を対象としており、その疾患がちょうど私が悩んでいた症状に当てはまったため、運良く治験を受けることができました。

つまり、私は今回、ずっと興味のあった治験を受けられると同時に、ずっと悩んでいた症状が改善できる機会を得ることができました。

非常に安心感がありました。

治験というと、人体実験という少し怖いイメージを感じますが、きちんと安全が保証された薬がほとんどです。
さらに、治験には段階があり、それぞれ以下のような目的によって使い分けられています。

  • 健康な人に投薬し、どのような機序で体内で分解され、体外に排泄されるのかを解明する目的
  • 同意を得た患者に投薬し、どのような効果があるのか、薬効が現れる濃度などを解明する目的
  • 製品化するにあたり、できるだけ多くの患者に投薬し、薬の有効性、安全性、使用量などを再確認する目的

上から、第一相、第二相、第三相といい、自分に合った治験を受けることができます。
私の場合は第二相で、さらにいままで他の病気の治療薬として使用されてきた薬が他の病気でも効くのか、ということを解明する目的だったので、非常に安心感がありました。

治験時のあと世話になる治験コーディネーターさんもとても気さくな優しい方で、少しでもいつもと違うことがあればなんでも言ってください!っととても親切にしてくださいました。

参加した治験の詳細・エピソード

血圧の新薬の治験のご説明を伺った後、血圧や尿検査、血液検査、身長体重計測などがありました。

心電図検査は毎月ではありません、これまで2回程ありました。
心電図をとる前は30分病院のベットで静かに寝ます。

治験の薬を実際に飲むのは1月を過ぎてからで、その他2回程、24時間血圧計(1日中ずっと腕に付けておく、入浴出来ない)を付けなければなりません。

治験に参加してよかった点

私が治験で最も嬉しかったのが、自分の体の状態が事細かに把握できることです。
治験前の事前検診で、本当に治験を受けられるのかチェックします。
その際に、とても詳しい血液検査が行われました。

普段の健康診断以上に詳しい検査なので、自分の体の状態がどこの検査よりも詳しく調べられ把握することができるのです。
おかげで自覚していない隠れた病気がないかや、特に症状はないですが、自分の体の特徴がわかり、これからの生活で気をつけていくべきポイントがわかりました。

また、いままで悩んでいた症状が改善され、生活が快適に送れるようになりました。
そして、この治験に参加したことで、同じような症状に悩む患者さんを助けられる、その一歩に協力でき、とても誇らしい気持ちになれました。

治験は怖いイメージを持たれがちですが、本当はいいこと尽くめなのです。

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