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こざとさん(男性・50歳)の治験体験談
謝礼の金額 | 8万3千円 |
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治験の日数 | 事前検査1回・本試験2泊3日・事後検査1回 |
治験の種類 | 便秘の新薬 |
病院の都道府県 | 新潟県 |
アルバイトを探していたら治験を発見
数年前のことになりますが、私はとある資格試験の一次試験に合格してから仕事を辞めて二次試験にのぞみ、試験の結果まちの状態でした。
手ごたえとしてはあまり芳しくありませんでしたので、アルバイトを探していました。
そんなときにネットの掲示板で治験の噂を見かけたのです。
1日24時間時給が発生!?
すぐに治験のサイトに登録し、しばらくすると丁度条件の良い治験募集がありました。
あくまでボランティア扱いなのですが、「負担軽減費」という名目で謝礼が出るとのこと。
時給換算すると1000円でしたが、なんと1日24時間時給が発生するのです。
2泊3日、事前事後の検査を入れても大して拘束されるわけではありません。
謝礼が魅力的でしたので、すぐの応募しました。
リスクについて思ったこと
事前検査のときも、本試験が始まるときにも治験のリスクについての説明がありました。
最悪死亡だそうです。
しかし、死亡や障害が出れば製薬会社から補償金が出るとのこと。
それに私が参加したのは「便秘薬」の治験でしたので、大した危険はないと自己責任で判断し、そのまま試験に参加しました。
参加するまでの流れ
応募してからの流れですが、私が利用した治験請負会社では、電話連絡が来て事前検査の日程を告げられました。
確か本試験の前日だったと思います。
その事前検査を突破すると本試験に進めるといったシステムです。
事前検査で行われることは、いわゆる健康診断です。
そのうえ、看護師さんからの問診がかなり長時間続けられます。
私は服用している薬もなく、当時はアルコールも飲みませんでしたので問題なく通貨しました。
若くて健康そうな応募者でも、アルバイト先で手荒れして軟膏を塗っているだけ落とされていたようです。
私は年齢上限いっぱいだったので、落とされる覚悟でいたのですが、高年齢の被験者の需要があったのか、若い応募者が不摂生だったのか、若者数人の中に私だけ中高年という形で本試験の進むことができました。
参加した治験の詳細・エピソード
6人部屋のベッドに寝た状態で治験が始まると、そのまま医師による説明が行われ、薬を飲まされました。
その後採血のスケジュールが告げられます。
実は私は採血が大の苦手で、事前検査のときにも脳貧血を起こしたくらいです。
看護師さんが辞退することを勧めてくれましたが、「大丈夫です。これは体が弱いんじゃなくて気持ちの問題ですから」と押し切って参加し続けたのです。
その採血がだいたい起きている間2時間ごとくらいにあるのです。
しまいには採血されてもなんとも感じなくなりました。
なんと採血嫌いを克服する効果もあったのです。
便秘薬の治験ですから、便の様子もノートに記録します。
基本的にやることはこれだけで、食事の時間と就寝時間さえ守れば何をしていてもかまわないので、ベッドに寝転がって本を読んだり勉強したりしていました。
決まった量を必ず食べなくてはならない
食事は結構ボリュームのある入院食といった食事でした。
聞くとカロリーや栄養バランスを考えて栄養士さんがメニューを決めていたようです。
若い被験者には足りなかったようですが、当時受験勉強で食が細っていた私は食べきるのに苦労しました。
全員条件を同じにするために、決まった量を必ず食べなくてはならないのですが、これは治験によって違うようです。
治験によってはコックさんが豪華な食事をふるまってくれるような場合もあるようです。
そういえば肝心の薬の効果ですが、少なくとも私には効果があったようです。
過去最良のお通じでした。
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