治験のデメリットは特になし | 滋賀県の治験体験談


deviser125さん(男性・50歳)の治験体験談

謝礼の金額 4500円✕12回
治験の日数 8ヶ月で全12回
治験の種類 高血圧を下げる為の新薬
病院の都道府県 滋賀県

 

参加しようと思ったきっかけ

治験という言葉を初めて目にしたのは、私自身が健康について色々と検索している時でした。

「治験に参加してみませんか。」という様な見出しで、何なのだろうかと目を通してみると、製品化される前の新薬の検査に協力する事なのだとわかりました。
いわゆる臨床試験の事でした。

臨床試験というと、当時の私の認識としては表面上の事しかわからず、人体実験をされるのではという思いを持っていましたので、抵抗があったように思います。

ただ、治験がどういうものなのかがわかってきた時には前向きになり、自分の今の健康状態を知る事もでき、また場合によっては身体を良い状態に向かわせる可能性があるという事で、参加してみようという気持ちになりました。

リスクについて思ったこと

あらゆる研究や実験を繰り返した後の製品化される前の段階の薬ですから安心はできますが、やはり薬ですから副作用などのリスク、何か身体に悪影響を及ぼす可能性もゼロではないという事を承知の上で参加しなければいけません。

参加するまでの流れ

まずは治験を行っている会社を探し、そこに登録するところから始めました。

説明会があり、納得した時点で正式に登録しました。
どのような治験に参加したいかを申告しておくと、紹介して頂ける確率が上がるのではないかと思います。

同時に、ちょっとした健康診断があったのを記憶しています。
私の場合は、高血圧が気になっていた頃でしたので、登録時に申告しました。

タイミング良く、高血圧を下げる為の治験があるという事で紹介して頂き、その場で参加する意思を伝えました。
治験を行う病院に予約も入れ、運よくここまではスムースに進みました。

いよいよ予約日になり、緊張しながらも病院に向かいました。
到着してから待合室で待っていると、治験コーディネーターと呼ばれる方がみえて自己紹介と本人確認を行いました。

あとは指示通りに検査を受け終了しました。
検査というのは身長、体重、血圧測定、採血、採尿など、通常の健康診断と同じ様な内容でした。

実はこれで治験スタートしたわけではなく、この初回の検査というのは事前検診で、この結果を元に参加できるかできないかを判断する為の検査だったのです。

数日後、治験コーディネーターの方から連絡があり、参加基準に合致したということで、そのまま参加できる事になりました。

参加した治験の詳細・エピソード

この高血圧を下げる為の治験は8ヶ月で全12回で、月に1回または月に2回という時もありました。

具体的には、薬で高血圧の人に対して血圧を下げる効果がどれ位あるのかどうかの治験です。
この薬も、実は効果のあるものとまったく無いものと2種類あり、どちらの薬が与えられるのかはこちらにはわからないのです。
色々なデータの取り方をするからだと思います。

来院時には毎回、身長、体重、採血、血圧測定、問診などの基本検査があり、その回によって心電図があったり、検査内容はその都度変わります。

もうひとつ重要な事として、この治験では毎日の3食の食事の日誌を書かなくてはいけませんでした。
水分やアルコールの量なども、わりと細かく記録するものでした。

それを次回の診察日に、飲み終わった薬の空き袋と一緒に持参します。
私が診察を受けている間に、治験コーディネーターの方にすべての食事に対して、カロリーを計算してもらえるのです。

自分が1日にどれ位のカロリーをとっているのか、こういう機会がない限りなかなか把握する事はないですから、大変にありがたいです。

大体毎回同じ流れで、12回来院することになり終了します。
8ヶ月間で自分の感覚では薬の効果があったように感じましたから、効果のある方の薬であったのではないかと想像します。

治験に参加してよかった点・悪かった点

最初は参加する事に不安もありましたが、自分の健康チェックもできて毎回の検査結果ももらえるので、自ら行かなくては健康診断を受ける機会のない方にとっては、とても良い機会の様に思います。

この治験は全12回というものでしたが、実は参加は自由意志で途中で止めても良いのです。

もうひとつのメリットとして、診察の実費分と交通費の負担はありますが、負担軽減費が支給されるのです。

参加して悪かった点は、私個人としては何もありません。
100%安全ではなく、でも限りなく0%に近いリスクもあるという事を、どうとらえてどう考えるかの問題だと思います。

色々な種類の治験があると思いますから、参加される際にはよく納得された上で決めると良いと思います。
治験に参加した事は、今後の自分の健康管理について考える良い機会でした。

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