関節リュウマチの治験で体調が良くなった | 大阪の治験体験談


ayakoさん(女性・55歳)の治験体験談

謝礼の金額 14万円
治験の日数 14ヶ月 毎月1回
治験の種類 メトトロキサート治療中の関節リュウマチ患者を対象とした、AMG162の用量反応検査
病院の都道府県 長崎県

 

参加しようと思ったきっかけ

関節リュウマチで治療を受けている主治医から話があった。
 
関節破壊に対しての治験ということ、副作用はあるかもしれないが実際には少ないこと。
治験によって他の患者の治療にもメリットがあること。
 
報酬が支払われることなどを聞き、パンフレットを受け取った。
自分の体調が少しでも状態が良くなり、他の患者さん達の為にもなると思い参加することにした。

リスクについて思ったこと

リスクがあるのは当たり前だろうし、なにもしなくても関節リュウマチは他の臓器や骨に影響が出るのだから問題無いと思った。

参加するまでの流れ

治験の意思を主治医に伝えると、治験コーディネーターを紹介された。
コーディネーターからパンフレットについて一通りの説明を受けました。
 
飲む薬のこと、検査の日程、副作用、報酬、注意事項を聞き、参加するかどうか考えて欲しいと言われた。
 
パンフレットを見ながらしばらく考え、参加することを決めその旨を主治医に伝えると、治験コーディネーター立ち会いで同意文書にサインをした。

参加した治験の詳細・エピソード

AMG162 という薬の治験で、グループが4つに分けられていた。
①AMG162を6ヶ月ごとに皮下注射する人。
②AMG162を3ヶ月ごとに皮下注射する人。
③AMG162を2ヶ月ごとに皮下注射する人。
④AMG162の効果は入っていない薬「プラセボ」のみを皮下注射する人。
 
に分けられていて、①②③のグループもAMG162を打たない月はプラセボを打つことになっていて、どの班かは、主治医も治験者も知らされなかった。
抗リュウマチ薬のメトトロキサートは今まで取りに服用するので通常の治療は継続されるから病気の悪化の心配はありませんでした。
 
検査スケジュールも詳細に決められていました。
治験は開始前月、開始時、開始から1ヶ月後~12ヶ月後の延べ14ヶ月間行われました。
 
治験前月にはX線撮影、DXA(骨密度測定)血液検査、尿検査、関節の状態、生活の質問票など治験の条件に合うかの検査が。
開始月には、AMG162の血液中の濃度、骨軟骨代謝マーカー、リュウマチ抗体、血液検査、尿検査、生活の質問票など、AMG162投与前の状態の検査を行いました。
 
6ヶ月目と12ヶ月目は開始月と同じような検査で、後の月は1~4ヶ月AMG162の血液中の濃度、骨軟骨代謝マーカー、リュウマチ抗体、血液検査、尿検査を、
5ヶ月目は検査はお休みで、7~10ヶ月目はAMG162の血液中の濃度、11ヶ月目お休みでした。
 
血圧、脈拍、問診は毎月行われました。
そして毎日、治験薬の投与による血液中のカルシュームの濃度低下を防ぐため、「新カルチューD3」とゆう、カルシュームとビタミンDを含んだ錠剤の服用が義務づけられました。
 
毎回治験コーディネーターと会い、体調を聞かれたり、次の月の説明や注意を受けました。

治験に参加して悪かったこと。良かったこと。

悪かったこと。

検査項目が多い月は時間も掛りますし、朝食抜きの時もありました。
水は飲めましたがふらふらになりました。

毎日飲むカルシューム剤を、忘れないようにするため、箱のふたに飲んだ日をチェックしたり、残りを見ながら次の治験までに足らなくならないように受け取ったりするのも手間が掛りました。

良かったこと。 
 
嬉しかったのはクリスマスにカレンダーなどの贈り物をもらったことです。とてもびっくりしました。
 
治験による副作用も無く、体調も改善し、報酬までいただけたこと、後日私が飲んでいたカルシューム剤が市販されていたのを見てやって良かったんだなと思えたことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です