立川君さん(男性・23歳)の治験体験談
謝礼の金額 | 約32万 |
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治験の日数 | 13泊14日 |
治験の種類 | 肝臓の新薬 |
病院の都道府県 | 東京都 |
参加のきっかけは、楽してお金を稼ぎたいから
自称「治験プロ」の立川君と言います。
僕はとっても健康なニートで去年は治験だけで年間約100万円の収入があります。
今日はそんな僕が初めて参加した治験についての話をしようと思います。
今から約3年前のことです、僕は楽に金を稼ぎたいが口癖の自堕落な20歳でした。
そんな僕に「じゃあこんな仕事があるよ」と医学部の友人が進めてくれたのが治験でした。
リスクについて思ったこと
まず脳裏によぎったのはネットとかで聞く典型的な怪しい仕事だ・・という感想と危険性が高いんじゃないか?という恐怖でした。
しかし友人の「ラットや海外の人間に投薬して問題ないことが確認されているし嫌になったらすぐ辞めれる」という言葉となによりも13泊14日で32万円という報酬に釣られて参加を決めました。
殆どの時間でパソコンし放題というのも大きかったです。
参加するまでの流れ
治験に参加したい人間はまず事前検診という健康診断をクリアする必要があります。
身長体重などの基本的なデータや採尿や採血などの本格的な検査が約二時間あります。
そして具体的にどのような薬を飲まされるかの説明を責任者の医師が行います。
機密情報なので詳しくは言えませんが肝臓に関する薬で重篤な副作用の出現率は0・01%程度らしいです。
この数字をどう感じるかは人それぞれでしょうが僕はその程度のリスクなら・・とあまり気にしませんでした。
またこの健康診断が終わったら交通費として5000円が貰えました、実際の交通費は2000円程度なので美味しい話です。
そして一週間後に被験者適格つまり合格の連絡を貰います、大喜びでしたね。
参加した治験の詳細・エピソード
入院日、パソコン等の暇つぶしグッズを手に病院に行くと6人部屋の病室に案内されました。
当然個室というわけにはいかないのでまあ仕方ないかなという感じです、部屋に入る前は修学旅行みたいで案外楽しそうかも!と淡い期待がありました。
しかし部屋に入り先客の5人を見るとその期待はどこかに消えていきました。
彼らの姿を見た時これが治験に参加しようと思う人間か・・と自分に近い何かを感じ取ってしまいました。
全員例外なく重苦しく自堕落な話しかけるなオーラを身に纏っています。
そんな部屋の住人達との会話は全く無いままに一晩を明かして朝9時、いよいよ投薬が始まります。
ごくありふれた見た目のカプセル型の薬を医者が見ている前で水でゴックンと飲み干します。
その瞬間体中に得体のしれない悪寒が駆け巡りました、まさか副作用!?
医者に言わなければと思いましたが気恥ずかしさと気持ち悪さでとても人と会話する気分にはなれませんでした。
しかし10分、20分もすればそんな感覚は一切なくなりました、おそらく精神的なものだったのでしょう。
30分後、薬がどれくらい体内に取り込まれたかを調べるための採血が行われます。
チクっと針を刺され僕の赤黒い血が体から抜かれていきます、看護師さんが上手だったのか不思議と痛みはありませんでした。
1時間後・・1時間半後・・2時間後・・と30分に1回ペースでの採血が長時間続き気が付けば夕方になっていました。
手には痛々しい注射跡が残っています、まるで薬物中毒者の手のようです。
しかし忙しいのはここまで、夕方以降はめっきりと注射の頻度が減ってかなり楽になります。
翌日には採血は朝昼晩の3回、明後日以降は1日1回と殆ど一日中が自由時間ですしご飯だってなかなか美味しいです。
そうなれば13泊14日なんてあっという間、最後の検査も問題なく無事に退院出来て一か月後に報酬が口座に振り込まれました。
注射跡も10日程度で消えてなくなりましたし副作用らしきものもなく残ったのは32万円という大金だけでした。
時間がある全ての人におススメ
副作用のリスクを許容できるのなら時間がある全ての人におススメできるのが治験です。
しかし薬で副作用が出なくても人によってはとてつもない後遺症が残るケースがあります。
それは治験が楽すぎて働く意欲を失ってしまうという恐ろしい恐ろしい感情です・・。
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