高額謝礼につられて参加した宿泊型の治験 | 京都の治験体験談


大輔さん(男性・31歳)の治験体験談

謝礼の金額 84000円
治験の日数 6泊7日
治験の種類 心臓疾患系の新薬
病院の都道府県 京都府

参加しようと思ったきっかけ

私が治験に参加しようと思ったきっかけは他の人と同様、お金です。

治験について知ったのはネットで高額アルバイトを探している時でした。高額アルバイトは怪しい物や危なそうなものや極端にキツイものがあったのですが、その中でも比較的楽そうなのが治験でした。

ネットには治験募集専用のサイトがあり、そこに会員登録をすると案件の詳細が見えるようになっていました。
会員登録は無料だったので、早速私は登録を済ませてざっと案件をチェックすることにしました。

治験は単発の案件と泊まり込みの案件があり、泊まり込みの方が圧倒的に謝礼金額が高かったので、宿泊するタイプの案件に狙いを絞り込んで応募することにしました。

また当時、私は会社を辞めたばかりだったので時間を持て余していたという理由もあります。
会社員として働いていたりまとまった休みが取れないような状況であったなら、おそらく当日のみの案件か土日の泊まり込みの案件に応募したと思います。

リスクについて思ったこと

治験は体に悪いかもしれないといった懸念はありましたが、どうしてもまとまったお金が欲しかったことと、自分の体は頑丈だからという自信から申し込みを決意するに至りました。

また治験の内容の詳細を見ていた所、薬や採血をするだけで他は何もしなくても良いということだったので、それほど大きなリスクは感じませんでした。

参加するまでの流れ

治験には案件募集サイト経由で申し込みました。

泊まりこみなので自宅から通える病院である必要はなかったのですが、なるべく近場を選ぶようにしました。
その後、病院から連絡があり、まずは治験に適格かを検査するために一回病院に来て検査を受けることになりました。

参加した治験の詳細・エピソード

初回の検査では採血や健康状態のチェックを行い、結果は後日お知らせするとのことでした。

数日後に合格の知らせを受け、無事治験モニターとして採用されることになり、6泊7日の治験が始まることになりました。
実際に治験をした場所は病院の一室で、6人分のベッドが向かい合って入っている相部屋で行われました。

他の参加者は20代から40代から様々です。

最初に治験の流れについての説明があり、治験内容は心臓疾患の新薬開発のモニターで、毎日1錠の薬を飲むだけというものでした。後は部屋のベッドに戻って好きなことをしても良いとのことでした。

ただ採血が3時間ごとにあり、一日に5回もの採血を行う必要があり、これだけが苦痛の種でした。

ベッドにいる間は、基本的にマンガを読むか持ち込んだ携帯ゲームをするか音楽を聞いて時間を過ごしていました。
病院の外に出てはいけないので、ひたすら一日中ベッドで過ごすわけですが、2日目当たりになると本当に飽きてしまい、少しウンザリしてきました。
マンガもゲームも他の治験参加者との会話も飽きてしまったのです。

それからは黙って昼寝をしたり、ボーっと考え事をしたりしてひたすら時間つぶしをすることにしました。
4日目くらいになると精神的に参っていて、帰る日を指折り数えていました。

採血はやり過ぎて、腕に注射針の赤い血の跡がたくさん残りました。健康面には問題ありませんでしたが、とにかく退屈でした。

そして最終日に投薬と採血を終えて、ついに治験終了となりました。

治験に参加してよかった点・悪かった点

治験に参加して良かった点は高額な謝礼をもらえたことです。しかも楽な仕事だったので特に不満もありませんでした。

ただ、泊まり込みの治験は本当に暇で退屈してしまいますので、退屈さと戦うのがしんどかったです。

もう治験はやっていませんが、次やるならもっと娯楽用品を持ち込んで飽きないように工夫する必要があると思います。

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